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Message私は現在、社会言語学の立場から「誹謗中傷場面で起こっているコミュニケーション」について研究しています。特に、「ファン」と「推し」の間で生じる誹謗中傷の構造に関心があります。「ファン」が「推し」を想い、「コミュニケーションを楽しんでいる」が故に行われたはずの発言が、「推し」を傷つけ、その傷つきが積み重なり、法的処置に繋がり、双方が望まない形で分断される構造を示し、誹謗中傷問題がもたらす悲しい結末を少しでも減らす一助になりたいと考えております。
現代の日本では、様々な場面で人々が分断していると感じています。私がバイトしていた難民支援の現場では「誰かを助ける前に自分を助けてほしい」と言われるのは日常茶飯事でした。日本社会の中に、他者を思いやる前に自分を思いやることすら難しい現状があり、自分の苦しさから逃れる、守るための手段として他者を排除するヘイトが広がっているのかもしれません。超域の活動を通じて、私はこの悲しいヘイトの構造を断ち切り、現代のインターネット社会において人々が互いを尊重し繋がるためには何が必要かを模索したいと考えています。

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