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中塚 海渡

研究科
人間科学研究科
専攻
人間科学専攻
専門分野
物理学の哲学
量子基礎論
職歴・学歴
2018年3月 福井県立若狭高等学校 卒業
2022年3月 学士(工学) 芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科
趣味
散歩
卒業論文
Nelson流量子力学における実在性の考察
学内活動
2022年8月~ 大阪大学人間科学研究科国際交流室 論文チューター
研究室
科学哲学・分析哲学研究室

Message 私は、物理学の哲学を専門としています。その名の通り物理学を哲学する学問であり、これまで哲学にしかなりえなかったトピックを、自然科学の一つである物理学の観点から考察しています。例えば未来から現在へ影響を与えるとする、後方因果律の考えを物理学(量子力学)において定式化し、これまでの哲学の議論を踏まえて考察しています。その他には自由意志や、物が見ていなくても存在するとする実在性など、トピックはSFのようですが多岐に渡ります。
 また私は世界をよりよく理解したい思いがあり、自然現象を記述する物理学、特に量子力学に着目して研究しています。しかし量子力学の研究はその応用研究が中心であり、私のような基礎理論研究は活気がないのが現状です。そのため超域プログラムを通じて、他分野の方と意見を交わす事で自身の研究だけでなく、自身の研究分野に対しても良い影響を与えられると考えています。
 さらに教育にも興味を持っており、学問をその応用のみでなくそれ自身としても意義あるものだと考え、学問のブラックボックス化に疑問を持ちます。そうした視点を、教育により組み入れる事を考えています。超域プログラムでは、そのための知識の獲得や実践の場になると考えています。