Member

物江 祐弥

研究科
薬学研究科
専攻
創成薬学専攻
専門分野
細胞生理学
腫瘍学
所属学会
国際細胞外小胞学会
日本癌学会
日本細胞外小胞学会
日本薬学会
職歴・学歴
2016年3月　新潟県立新潟高等学校 卒業
2020年3月　学士(薬科学)大阪大学薬学部薬科学科
2022年3月　修士(創成薬学)大阪大学大学院薬学研究科
趣味
サウナ、ドライブ、バスケ
論文
【Publication】
"Pharmacological inhibition of miR-130 family suppresses bladder tumor growth by targeting various oncogenic pathways via PTPN1" Yuya Monoe, Kentaro Jingushi, Akitaka Kawase, Takayuki Hirono, Ryo Hirose, Yoshino Nakatsuji, Kaori Kitae, Yuko Ueda, Hiroaki Hase, Yuichi Abe, Jun Adachi, Takeshi Tomonaga, Kazutake Tsujikawa. Int. J. Mol. Sci. 2021 Apr 29;22(9):4751
修士論文
大腸癌放出細胞外小胞に内包されるsmall RNAは単球におけるTLR8を介して腫瘍促進的に働く
論文・活動実績
【Oral Presentation】
"Colorectal cancer-derived Te-EVs function as tumor promoter by targeting monocytes via EVs-tRNA." International Society of Extracellular Vesiscles annual Meeting 2022, Lyon

Message　私は現在、癌を専門に研究をしており、癌細胞が放出する細胞外小胞(EVs)を標的にした早期診断薬や治療薬の開発を目指した研究を行なっています。癌細胞が放出したEVsと呼ばれる微小な袋は、腫瘍内だけでなく血液中など体内の至る所に存在しており癌の発生から進展、転移とあらゆるステップで悪性化に働いています。癌細胞が放出したEVsを血中で捉えることで低侵襲な癌早期診断薬を、腫瘍内でEVsの働きを止めることで癌治療薬を、開発できないか日々実験に取り組んでいます。
　現代の医療・製薬業界は、様々な課題に取り囲まれています。医薬品の研究開発費の高騰、開発から承認までの遅さ、少子高齢化に伴う医療費の膨張、終末期医療のあり方など上げ出したらきりがありません。そしてこれらの課題はアカデミアや企業、行政が単体では解決しようがなく、社会全体として取り組まなければならない問題だと思います。超域イノベーションプログラムを通じて、どうすれば医療・製薬業界と社会を取り巻く問題を解決できるか自分なりの関わり方を模索していきたいと思います。
　また、普段関わりのない分野の方と様々な課題に取り組める良い機会なので楽しんで知見を広げつつ、自分の専門性も活かし超域イノベーションに貢献していきたいです。

Related Posts