Member

王 鈺

研究科
人文学研究科
専攻
言語文化学専攻
専門分野
認知言語学
所属学会
日本言語学会
日本認知言語学会
職歴・学歴
2015年6月 湖北省鄂州高等学校 卒業
2019年6月 学士(文学)中南財経政法大学 外国語学部 日本語専攻
       華中師範大学 文学部 中国語言語学・文学専攻(副専攻)
2018年4月-2018年8月 長崎外国語大学(CSC国費交換留学)
2022年3月 修士(言語文化学)大阪大学言語文化研究科
修士論文
中国人日本語学習者と日本語母語話者における多義動詞「切る」の意味構造分析 ―心理実験により意味分析の結果を検証する―

Message 私は現在、認知言語学を専攻しています。特に、諸言語の認識主体が言語表現を選択する際、事象をどのように捉えて描き出すかについて、理論と実験の両側面から日本語と他言語の普遍性と多様性を探究しています。研究においては伝統的な音声言語の類型だけでなく、音声言語と手話言語の認識の仕組みの違いと、その違いを超えた言語の普遍性まで追求していき、将来多言語・多文化共生社会の創生のために新たな知見を提示したいと考えています。また、文理融合の立場から、心理学、統計学、脳科学等の知識を理論言語学研究に導入しており、より実証性の高い言語研究を目指しています。
 超域の参加を通して、理論言語学の枠に捕われず、異分野の研究者や学内・学外の関係者と協働しながら、分野横断的知を融合させる力と、社会と知を統合する力の獲得を目標としています。人間の内側にある「認知」と実際に人間を取り囲む「社会」の関連性に関する学際的な研究のためにも邁進していきます。