高柳 瞭太
- 研究科
- 人間科学研究科
- 専攻
- 人間科学専攻
- 専門分野
- ポストコロニアリズム、20世紀フランス哲学
- 職歴・学歴
- 2017年3月 杉並学院高等学校 卒業
2021年9月 学士(外国文化)獨協大学外国語学部交流文化学科
- 趣味・特技
- 読書、音楽を聴くこと
- 卒業論文
- イスラエル/パレスチナのツーリズムにおける関係の非対称性と認識論的抹殺
- 論文・活動実績
- 【研究発表】
哲学若手研究者フォーラム「ガヤトリ・スピヴァクによるサバルタン・スタディーズの評価——『サバルタンは語ることができるか』再考に向けて——」
- その他
- 【留学生の生活チューター】
2022年10月~
【社会的活動】
2018年11月~2021年3月 日本イスラエルパレスチナ学生会議
2019年10月~2020年6月 パレスチナ代表部インターンシップ
Message 私は現在、ポストコロニアリズムと20世紀フランス哲学、とりわけガヤトリ・スピヴァクを専門に研究しています。スピヴァクは社会において「声」を持つことができずに、存在しないものとしてみなされているマイノリティのことをサバルタンと呼んでいます。そして抑圧されたサバルタンの存在をいかに可視化するか、という問いに取り組んでいます。ここで問題となっているのが、他者とどのように向き合うべきか、というものです。私たちは日常生活で出会った人たちについて、豊かなバックグラウンドを持っているのにもかかわらず、そのうちのある側面だけを切り取って形成された印象を固定化してしまっているかもしれません。あるいは何かを必死に伝えようとしているにもかかわらず、「つまりこういうことでしょ」と一方的に解釈して、ことを済ませてしまっているかもしれません。これらに共通しているのが他者の「声」の不在です。あらゆる人間関係に必然的に伴う権力の問題を含め、他者の「声」はいかにして掬い取ることができるのか、について日々考えています。