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波田 凌太朗

研究科
情報科学研究科
専攻
情報ネットワーク学専攻
専門分野
位置測位
所属学会
情報処理学会, 国際計算機学会 (ACM)
職歴・学歴
2021年4月〜2025年3月 大阪大学工学部 電子情報工学科
2025年4月~ 大阪大学 大学院 情報科学研究科
趣味・特技
カメラ、ガジェット、ゲーム全般
卒業論文
XRへの応用を目的とするUWBを用いた3次元位置測位システムに関する研究
論文・活動実績
(1) 学会発表
【国内学会・査読無】
1. 波田 凌太朗, 作田 岬紀, 藤原 拓也, 山口 隼平, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, 渡辺 尚, 猿渡 俊介, "Ultra Wide Bandを用いた高精度位置測位のための信号解析システムに関する一検討",
情報処理学会 第86回全国大会, No.1ZC-05, pp.1–2, 2024.
2. 波田 凌太朗, 作田 岬紀, 藤原 拓也, 山口 隼平, 木崎 一廣, 藤橋 卓也, 渡辺 尚, 猿渡 俊介
"UWBを用いたXR向け3次元位置測位システムの高精度・低遅延化に向けた一検討",
第115回MBL研究会, pp.1–6, 2025.
【国際学会・査読有】
1. Ryotaro Hada, Aditya Arun, Dinesh Bharadia, Misaki Sakuta, Shunsuke Saruwatari, "Demo: UWB Localization for XR Applications",
ACM International Conference on Mobile Systems, Applications, and Services (ACM MobiSys'24), pp.604–605, 2024.

(2) 受賞
1. 情報処理学会全国大会, 学生奨励賞, "Ultra Wide Bandを用いた高精度位置測位のための信号解析システムに関する一検討", 2024年3月
2. ACM MobiSys'24, Best Demo Runner-up Award, "Demo: UWB Localization for XR Applications", 2024年6月
3. 第115回MBL研究会, 奨励発表賞, "UWB を用いた XR 向け 3 次元位置測位システムの高精度・低遅延化に向けた一検討", 2025年6月
研究室URL
渡辺研究室
その他
カリフォルニア大学サンディエゴ校 海外インターンシップ(2025年8月~9月)
個人HP

Message私は、超広帯域 (UWB) 通信と呼ばれる無線通信規格を用いた高精度な位置測位技術の研究に取り組んでいます。UWB通信は屋内でも高精度な距離測定が可能であり、従来のGPSでは困難であった屋内環境における位置推定に大きな可能性を秘めています。私はこの技術を用いて、3次元空間において高精度かつ低遅延な位置測位を実現するシステムの開発を進めています。
この研究は、多様な社会分野で新たな価値を創造する基盤技術になると考えています。特に、現実空間と仮想空間を高精度に結びつけることで、人間の活動領域や体験の幅を根本的に拡張できると確信しています。例えば、VR/AR分野では没入感の高いインタラクティブな体験の実現、医療分野では手術支援やリハビリ支援の高度化、製造業ではドローンによる在庫管理など、多岐にわたる応用が期待されます。
私はこうした研究を進める中で、技術そのものの深化だけでなく、異分野の知を融合し、社会実装へとつなげていく力の重要性を強く感じています。超域イノベーション博士課程プログラムでは、文理横断的なコースワークや多様な背景を持つ仲間との協働を通して、自身の研究を社会的文脈の中で再定義し、技術シーズを社会ニーズへと翻訳する応用力、異分野連携を促す協働力、そして社会課題を構想する構想力を身につけたいと考えています。
将来的には、自身の専門技術を核としつつ、分野横断的な視点で社会に新たな問いを提示し、課題解決の起点となるような研究者として社会を牽引していきたいです。