山本 美緒
- 研究科
- 人文学研究科
- 専攻
- 外国学専攻
- 専門分野
- 言語学
- 所属学会
- 日本アフリカ学会
- 職歴・学歴
- 2017年4月〜2022年3月 学士(言語・文化)大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻
2022年4月〜2025年3月 株式会社アシックス
2025年4月〜現在 修士(言語文化学)大阪大学 人文学研究科 外国学専攻 在学中
- 趣味・特技
- 特技:スワヒリ語が話せます / 趣味:キャンプ・空手・散歩
- 卒業論文
- ケニアのシェン語 -発展の要因と今後の可能性-
- その他
- 学生団体ASANTE PROJECTという団体に所属し、タンザニア(アフリカ東部)にて就学前児童の教育支援を行っていました。
Message私は、ケニアの首都ナイロビにおける多言語使用の実践を事例として、人間が持つ言語使用の能力とはどんなものかを知りたいと考えています。ナイロビでは、ケニアの公用語であるスワヒリ語と英語に加え、国内の様々な民族語が話されています。そのような多言語状況下で、人々は英語/スワヒリ語…と明確に切り分けて言語を使用するというよりも、(様々な言語が含まれた)自分の言語レパートリーの中から、その場に応じた言語や話し方を選んでコミュニケーションを行っています。したがって、一文の中に複数の言語の要素を含めて話すことはごく当たり前となっています。私は、このような言語使用は人間の重要な言語能力のひとつであると考え、それを明らかにすべく研究しています。
日本でも、外国にルーツを持ち、バイリンガルやマルチリンガルとして多言語を日常的に用いながら暮らす人々の数は増えています。多言語使用の能力とその実践を知ることは、彼らと共に社会を作り上げていくこれからの日本にとっても重要なテーマとなると考えています。超域イノベーション博士課程プログラムでは、上記のような自分の言語学の知見を社会に活かすためにはどうすればよいか?を考え、実行したいと考えています。