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萩原 一馬

研究科
人文学研究科
専攻
人文学専攻
専門分野
哲学哲学史
職歴・学歴
2021年4月〜2025年3月 大阪大学 文学部
2025年4月〜現在 大阪大学大学院 人文学研究科
趣味・特技
史跡巡り、美術鑑賞、野球観戦
卒業論文
「諸権利を持つ権利」の検討──H. アーレントの人権論
論文・活動実績
【口頭発表等】
「アーレントにおける法の反復可能性」, 第24回哲学ワークショップ, 大阪大学吹田キャンパス, 2025年8月30日
「アーレントの法理論──ノモス、レクス、プリンキピウム」, 第3回哲学倫理学コロキウム, オンライン, 2025年9月2日
「諸権利を持つ権利の再検討──人権論と法論との接続可能性」, 第18回大阪哲学ゼミナール, 大阪大学豊中キャンパス, 2025年9月9日
「アーレントからの法理的人権論の可能性」, 2025年度哲学若手研究者フォーラム, 国立オリンピック記念青少年総合センター, 2025年10月5日
研究室URL
哲学哲学史/現代思想文化学

Message人文学研究科では、「人権とは何か」「人権はいかに保証/保障しうるか」という問題について、ハンナ・アーレント(1906–1975)という政治理論家の議論を手がかりに研究してきました。万人が生まれながらに持つものとして18世紀に掲げられ、その後も「世界人権宣言」「国際人権規約」などを通じて強化・拡張されてきた人権ですが、今日の世界的な排外主義の広がりのなかで、その理念はますます軽侮され、攻撃に晒されています。このような時代状況のなかで、そもそも人権とは何であり、どうあるべきかを問うことは、極めて重要な哲学的課題であるはずです。今後も、こうした哲学的人権論についての考察を深めていきたいと考えています。
一方で、人権の実現について考えるうえでは、哲学だけでなく、国際関係、経済、教育、医療、テクノロジーといった多角的な視点が必要となります。超域イノベーション博士課程プログラムでの分野横断的な学びを通じて、世界への解像度を上げ、人権の実現に向けた知を社会に還元できるような人材になることを目指していきます。