Activity Reports超域履修生による、ユニークで挑戦的な活動のレポート。

授業レポート | 超域イノベーション総合


新しい価値創出のためのものづくり

2015/2/2

課題提供者: パナソニック液晶ディスプレイ株式会社

このチームのミッションは、「本当に欲しい、望まれているディスプレイの提案」です。現在ディスプレイ業界では、高精細化、低消費電力化、薄型・コンパクト化といった特性の更なる進化とともに、曲がる・透明・3D・触覚といった新技術の開発が進められています。しかしながら、魅力的なアプリケーションは未だ示されているとは言えません。未来のシーンを描くことで、新しい価値を創出するディスプレイを提案してください。

■活動概要&成果

価値共創(Creative shared value)

チーム「Visara」は、社会も企業も顧客もそれぞれにとって「共有できる価値」を創造することを目指して、社会的な課題(少子高齢化社会における福祉、教育、雇用問題etc.)に注目しました。特別養護老人ホームや在宅勤務のためのテレワーク導入会社などの現場を訪問し、様々な場面でのディスプレイの利用シーンを描いていきました。

プロダクトにどう落とし込むのか?

社会課題からのアプローチでは、具体的なディスプレイというプロダクトに落とし込んでいくことに大きな壁がありました。そこで展示会や相手方企業の方とのディスカッション、文献調査で、価値を実現するためのシーズやプロダクトのヒントを探していきました。また、実際に自分たちで実験をしながらアイデアをくり返し検討しました。その結果、最終成果発表では、自分たちで作成したイメージビデオを使いながら、働き方の選択肢を広げるテレワークのための新しいディスプレイコンセプトを提案しました。

■履修生の声

テーマはディスプレイの提案でした。専攻は文学で、普段の電子機器の扱いでさえ苦労している私には、発想のみならず「もの」にまで落とし込んでいくプロセスに入る隙などないと思っていました。しかし取り組みの中でチームとしての自覚が芽生えたとき、専門やバックグラウンドの違いも含めて互いの強みと弱みを補いあっていけるようになっていました。また課題提供者の方々の希望以上のものを創りたい、驚かせたい、そのプレッシャーの中に自分を追い込むことで、一段階成長できたと思います。(文学研究科 博士後期課程1年)

■課題提供者様の声

従来の大学と企業によるシーズ研究ではなく、将来のビジョンやビジネスモデルを描き、そこで求められるディスプレイを学生達に考えてもらいました。その結果は新しい物が誕生したと思います。次は我々が製品化する番です。