Activity Reports超域履修生による、ユニークで挑戦的な活動のレポート。

授業レポート | 超域イノベーション総合


ウガンダで展開する持続可能な衛生ビジネス

2015/2/2

課題提供者: サラヤ株式会社

このチームのミッションは、東アフリカのウガンダ共和国を舞台として、自然にやさしい衛生関連商品の開発と販売促進を図ることで現地の「衛生・環境・健康」の改善に貢献できるビジネス戦略を策定することです。

■活動概要&成果

東アフリカ・ウガンダ共和国でのフィールド調査

サラヤ株式会社は東アフリカのウガンダ共和国で衛生関連のビジネスを開始しました。超域チームはウガンダの「衛生・環境・健康」に貢献するサラヤ株式会社のビジネス戦略を策定することを目的に、ウガンダでのフィールド調査を実施しました。

開発途上国のマーケットを理解する

超域チームにとって未知の国であるウガンダのマーケットを理解するため、首都カンパラと近郊地域において工場や販売店、また病院と薬局などでの調査をおこない、さらには製品の利用者へのインタビューをおこないました。

ビジネスを通して社会課題解決に取り組む

ウガンダの保健衛生や健康また環境の分野に存在する社会課題は何か、また、その社会課題に対してビジネスの手法を通してどのようにアプローチするのかを議論しました。その結果、新しい販売チャンネルを開拓するビジネス戦略を提案しました。

■履修学生チームの声

ウガンダでの現地調査から途上国でのビジネスの現状や大変さを学ぶことができました。情報の取捨選択や課題設定が難しく手探り状態の中で、専門領域の違うメンバーといかに強みを活かして協働するか試行錯誤し、最後は具体的な提案に落とし込むことができたのは良い経験となりました。プロジェクトを通して企業の方々・超域の先生方からフィードバックをいただいき、学術研究とは違うビジネスの物事の捉え方を学ぶことができたのも貴重な蓄積となりました。
(国際公共政策研究科 博士後期課程1年)

■ 課題提供者の声

サラヤ株式会社

『アフリカ』と『ビジネス』という、どちらも未知の世界だったと思いますが、熱心にヒアリング・検討・仮説を繰り返して、頂きました。その過程でとことんまで考える事が、その後の力になってくると思いますし、それがこの課題の狙いだと感じました。

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