大杉 卓三(おおすぎ たくぞう)
特任教員紹介
大杉 卓三(おおすぎ たくぞう)
特任准教授
専門分野 ICT4D(情報通信技術による社会開発)、地域情報化論
担当業務 教務、履修生支援
担当授業 超域イノベーション実践
超域イノベーション総合授業レポート
デザイン思考 他
研究関心 国および地方自治体の情報化政策
デジタルでバイトの解消とICTの各種分野での利活用促進
開発途上国のICTによる社会経済開発と国際開発協力
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研究紹介

img_sp-appo_ohsugi_01  ICT4D(Information and Communication Technologies for Development)という研究分野の名称は、大半の人にとって耳慣れないものでしょう。ICT4Dとは、情報通信技術による社会経済開発が直接的な説明になります。開発とは何らかの課題を解決することです。ですのでICT4Dとは「ICTで課題を解決すること」を研究する分野といえます。
 ICTは人々に様々な便益をもたらします。インターネットの普及は、これまで政府や大企業だけが占有していた知識や情報を一般の人々にも解放しました。さらには携帯電話ネットワークのエリアの拡大と、端末としてのスマートフォンの利用拡大により、これまで存在しなかった新しい社会経済システムが形成されようとしています。
 その一方、インターネットにアクセスする機会が無いなどICTの利便から取り残される人々が存在します。都市と地方とでは情報通信インフラストラクチャーの整備には格差があります。離島や中山間地の条件不利地域においては、電気通信事業者の自由な競争に任せていては情報通信インフラストラクチャーが整備されない場合もあります。開発途上国に目を向けると、貧困層の人々がインターネットにアクセスできない情報格差が、経済格差を拡大することも懸念されます。
 ICTはツールに過ぎません。しかし、ツールを手にできる人とできない人の間に存在するデジタルデバイドは解消する必要があります。誰しもがICTの便益を十分に享受でき、様々な分野でICTの利活用ができる環境構築をICT4Dでは目指します。

私にとっての超域とは?

 超域では主に「超域イノベーション実践」を担当しています。超域イノベーション実践では、博士課程の履修生が国内外の企業やNPO/NGOでのインターンシップ、大学での共同研究などを数ヶ月にわたりおこないます。どのような活動を現地で行うのか履修生が考案し、受け入れ先の組織の担当者と相談して決定します。履修生が国境を越え、また専門分野の壁を超え、将来のキャリアに向けて自らの可能性拡張の探求プロセスを支援する機会を、私は超域で得ています。この機会を通して、履修生の皆さんが私の日常社会の認識エリアや社会常識の壁を壊して拡張してくれます。まさに、これこそが私にとっての超域だと考えています!
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 超域イノベーション博士課程プログラムは、これまでの大学院教育とは異なる特性を持つユニークなプログラムとして、高い理想を掲げデザインされていると思います。習得すると直ぐに応用できるスキルなどとは違い履修生の皆さんが超域で受けた教育効果を実感することができるのは、10年後や20年後、さらにその将来なのかもしれません。その頃、皆さんの活躍の舞台は、大学、企業、国際機関、NGOなど世界規模で広がっていることでしょう。どのような仕事に就いたとしても、超域での経験を活かし社会を変革する力を備えた博士人材として活躍して欲しいと願っています。