Activity Reports超域履修生による、ユニークで挑戦的な活動のレポート。

授業レポート | 超域イノベーション総合


100年豊かに暮らす家作りのために

2015/2/2

課題提供者: 株式会社 KJ WORKS

このチームのミッションは、地域に根ざしたこだわりの家づくりに取り組む工務店が、「100年の家」を「豊かな暮らし」とともに提案していくための仕掛けを提案することです。物理的に100年保つ家というハード面だけではなく、「暮らしを提供する」ということを考えながらソフト面での提案をします。

■活動概要&成果

現状を知る

まず、KJ WORKSの取り組み、特徴、取り巻く環境などを理解するために、積極的に様々なところにフィールド調査に赴きました。特にKJ WORKSには何度も足を運び、文字情報だけでなく、体験を通して顧客とのつながり、地域とのつながり、KJ WORKSの強みを理解しました。

課題提供者とともに取り組む

KJ WORKSに足を運ぶことはもちろん、フィールド調査をともに行ったり、インタビューをしたり、時にはディスカッションをして、コメントを頂きました。こうすることで、KJ WORKSを深く理解し、KJ WORKSに寄り添った提案を目指しました。

仕掛けを提案する

KJ WORKSの現状、住宅業界の現状などを押さえつつ、「100年」という大きな流れ、とくに人口の変動、人口構成の変化、人口の移動を考慮した顧客開拓の仕掛け「KJ WORKS INN」を考案し、さらに、事業の展開を時系列で提案しました。

■履修学生チームの声

与えられたテーマは住宅業界でしたが、実際には業界内のことだけでなく、その周辺情報や関連する課題についても理解しなければ何もできないことがわかり、社会の成り立ちが思っていた以上に複雑であることをリアルに知ることができました。答えのない課題に向き合うことになるので、課題提供者様にどうやって提案を納得してもらうかがとても大切になります。そのときに、図や写真、シミュレーションを用いた表現方法が自分の強みになるのではないかと強く意識させられました。
(工学研究科 博士後期課程1年)

■ 課題提供者の声

株式会社 KJ WORKS

少子高齢化が進む中、住宅建設は当然のこと縮小傾向となる。その対応策としての「KJ WORKS IN」はターゲットが幅広く展開しすぎる為に、本来の上質顧客層に見切られかねない要素が多く、そのあたりをもっと考慮すべき問題が残る。しかし、終始、家づくりや対策テーマに前向きで、笑顔が尽きないチームワークとバイタリティ溢れる創意工夫にはこの先のヒントが沸き起こりそうで感謝、感謝です。

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