森川 勇大
- 研究科
- 人間科学研究科
- 専攻
- 人間科学専攻
- 専門分野
- 言語哲学、フランス現代思想
- 職歴・学歴
- 2015年3月 私立桃山学院高等学校 卒業
2019年3月 学士(人間科学)大阪大学人間科学研究科
- 趣味・特技
- 音楽、ホラー映画
- 卒業論文
- 世界像の記述不可能性
- その他
- 【寄稿】
「日常性の哲学――ハーマン『怪奇実在論』の検討を通して」(『希哲』1号、希哲会、2018年)
「確実性における根源的な偶然性――晩期ウィトゲンシュタインの射程」(『希哲』2号、希哲会、2018年)
「決して開かれることのない箱としての日常とその秘密――「CUBE」「BOX」「箱男」の読解を通して」(『希哲』3号、希哲会、2019年)
- E-mail
- marumo3da[at]gmail.com
Message私の専門は哲学で、現在の研究対象はフランスの哲学者ジャック・デリダの思想です。特に関心を持っているのは、彼がさまざまな場面で論じている、何かを言うこと、何かを意味することに必然的にともなう、とらえがたいさまざまな作用の分析です。学部でのウィトゲンシュタイン研究もまた、そのような作用の一つとしての確実性の分析を行うものでした。
哲学の強みはその主題の広範さにある、と私は考えています。偉大な哲学者たちは、みな学際的な――超域的な――ひとびとでした。また、デリダにせよウィトゲンシュタインにせよ、彼らが飽くことなく考え続けていたのは、理論と実践のあいだの関係であり、学問と社会のあいだの関係でした。その意味で、哲学の理念と超域イノベーションプログラムの理念には類似する点があり、両者の活動は互いの目的に対して貢献することができる、と私は信じています。