猪口 絢子
- 研究科
- 国際公共政策研究科
- 専攻
- 比較公共政策専攻
- 専門分野
- 国際関係論
紛争解決学
国際人権法
ビジネスと人権
- 所属学会
- 日本平和学会
- 職歴・学歴
- 2011年3月 福岡県立明善高等学校 卒業
2015月3月 大阪大学法学部国際公共政策学科 卒業
2016年12月 エセックス大学大学院、 MA in Theory and Practice of Human Rights 修了
- 趣味・特技
- 混声合唱
- 論文
- 安藤由香里、猪口絢子、栗山智帆、川口奈穂「<翻訳>資料:シエラレオネFGM事件における法人類学者の鑑定書 : 英国移民難民上訴審判所AF対内務省大臣(2014 .1 .30決定)」『国際公共政策研究』大阪大学大学院国際公共政策研究科、19(2), pp129-144(2015)(査読なし)。
【4年次ゼミ研究】
ビジネスと人権 -企業の社会的責任の国際的潮流と日本企業・政府・市民社会の反応-
【修士論文(エセックス大学大学院)】
Positive and Negative Effects of Global Boycotts to Human Rights at Local Level
- 論文・活動実績
- 【発表】
「Global Boyvott and its Negative and Positive Impact on Realization of Human Rights」、第三回国際公共政策コンファレンス・待兼山会議、大阪、2017年4月(口頭発表、査読なし)。
- その他
- 【ティーチングアシスタント】
2016年10月~2017年2月 大阪大学大学院法学研究科 「国際機構論」
2016年12月~2017年2月 大阪大学大学院国際公共政策研究科 「Gate way to Europe」
2017年4月~8月 大阪大学大学院法学研究科 「国際機構論」 「Bioethics and Health Law」
【講演】
2014年11月20日、25日 大阪府立桜塚高等学校 「公民演習」ゲストスピーカー
2015年7月9日 大阪府立千里高等学校 ゲストスピーカー
- 独創的教育研究
- 2016年度 「労働の外部化と人権ーアカデミズムの役割とはー」
- E-mail
- ainokuchi[at]cbi.osaka-u.ac.jp

Message今日、私たちが購入し消費する商品が私たちの手元に届くまでには、様々な国の多くの人々が関わっています。そのうち残念ながら一部の商品の裏には、2013年のRana Plaza事件が象徴しているように、過酷な条件下の労働を強いられる人々がいます。またビジネスの持つ影響力は正負どちらも非常に大きいものであり、環境汚染・地元住民を潤すはずの富の流出・資金提供を受けた他者による人権侵害の助長などを招くケースもあります。ビジネスの網は複雑に絡み合っているため、法律や一国の政策だけでは解決が難しい問題です。企業自身、そして消費者の意識改革や国家間の連携といった、包括的な政策展開が必要となってきます。
ビジネスに人権というモノサシを当て、ビジネスの持つ正の影響力のみを存分に伸ばすには、どうしたらいいのか。 特に紛争影響下の土地におけるビジネスにフォーカスし、研究しています。
人権というモノサシは、どんな場所においても必要なものだと思っています。このモノサシを多分野にわたる複雑なビジネスの網、そして社会全体に普及させることが、抽象的ではありますが私の目指すものです。超域の活動を通し異分野を学ぶ仲間と共に過ごすことで、異分野で使われるモノサシを知る、異分野に人権というモノサシを当ててみる、仲間にも人権というモノサシを知ってもらう、そうした経験をこつこつと積んでいきたいと思います。