超域イノベーション・コア

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 今日、社会における課題はますます複合的で多面的になってきており、その解決のためには、様々な境域を超えた革新的な取組が求められています。
 そこで、本プログラムでは、課題設定・解決能力ならびにその実行・実装のための総合的な能力を修得するために、社会課題とその解決をテーマとしたワークショップ型やプロジェクト型の授業を行います。課題の発見・定義から課題解決のためのアイデアや戦略を立案するまでの一連のプロセスについて、実習、ミニプロジェクト、ワークショップを通して実践的に学習します。
 1,2年次には課題の設定から解決に至る一連のプロセスや形式について実践的に学習するミニプロジェクトやワークショップ型の授業を行います。そして、3年次にはその集大成として、社会における実際の問題を取り上げて課題の設定から解決策の立案にチームで取り組むプロジェクト演習「超域イノベーション総合」を行います。
 さらに、3年次以降には、数ヶ月程度の「超域イノベーション実践」の活動を行うことが推奨されます。自らの専門力や汎用力を総合化していくために、単独で社会のフィールドに立ち、当事者との連携のもとで課題解決策の立案や実践の活動を行います。

<1年次>超域イノベーション序論

 超域イノベーション博士課程プログラム全体についての導入科目です。超域イノベーションの実現に向けて下記について総合的に論じます。

●未知で複雑で困難な課題の解決を導くために様々な境域を超えた
イノベーションが求められている現代社会やその将来像。

●その具体的論点としての知の拠点である大学と知が展開される社会との関係。

●本プログラムが現代社会の課題に対する大学側の 一つの応答を目指していること。

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<1年次>システム思考

 複雑な問題の構造を把握し、全体最適を目指すための基本的手法を理論と実践の両面から習得する授業です。

●複雑な対象を、要素とそれらの間のつながりや相互関係により整理して理解する“システム”という考え方を身につけ、その考え方を自在に操れるようになることを目指します。

●ループ図等の手法を駆使し、“システム”という視点のもとで、
対象の全体を俯瞰的に捉えて、問題解決の鍵となる根本の特定と効果的な切り口の発見を実行するための方法論を学びます。

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<1年次>デザイン思考

 異分野の人材と連携し、チーム活動によってより良いアイデアを創出して問題を解決するための手法を学ぶ授業です。

●チームで協働し、所定の目的を達成するために有効な“デザイン思考”によるプロセスコントロールを習得します。

●共感・理解、問題定義、アイデア創出、プロトタイピングというプロセスを迅速に繰り返すことが問題解決のために必要であることを理論の面から理解します。

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<1年次>課題解決プロジェクト入門

 「動くおもちゃ」を対象とした具体的な「ものづくり」を通じてプロジェクトを遂行することの意味を獲得する演習です。

●デザイン思考で学んだプロセスコントロール手法を実践し、人、材料、コスト、時間などの資源制約のもとで“満足解”を求める経験を積みます。

●実際に異分野連携チームで活動を行うための行動指針としてPeople(有用性)、Technical(実現可能性)、Business(実施可能性)を含めた3つのレンズの必要性を認識します。

●チーム活動に不可欠な目標の共有、協調性、自己の貢献、複眼的理解の重要性を実践から学びます。

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<2年次>課題解決ケーススタディI〜V

 社会における実際の課題解決のあり様をケースとして議論することを通じて課題の発見からコンセプトの創造、解決案の実装に至る過程の実際についての理解を深めていく授業です。

●実際の課題解決においてシステム思考やデザイン思考、プロセスコントロールなどがどのような意味を持っていたかを認識します。

●各ケースについてのワークショップ型の演習を通じて、鍵となるポイントを的確に理解し、各種の考え方の理解を深めます。

●異なるケースについての授業を交差させることを通じて、社会課題と課題解決が多様であることを理解していきます。

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<2年次>フィールドプロジェクト

 社会との関わりの中で課題解決に挑むことを通じて、社会課題に潜む要因や意味の広がり方、それらへの対処方法についての理解を深めるプロジェクト型演習です。

●企業/自治体/団体等から提供いただいた身近な課題への取り組みを通じて、社会における境域の有り様にアプローチします。

●これまでの授業で培った考え方・手法を統合し、数週間程度の短期プロジェクトの中で実際の社会問題に適用する過程で理解の深化を促進します。

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<3年次>超域イノベーション総合

 「超域イノベーション総合」は、社会における実際の問題を取り上げ、状況の理解から問題の定義、その問題に対する解決策(フューチャープラン等)の立案に取り組む、6〜9ヶ月の長期プロジェクト演習です。本プロジェクト演習を通して、カリキュラムや専門研究でこれまでに学んだきた知識と経験とを結びつけ、さらに全く新しい、より複雑な状況で適用できるようになるための「統合的な学び」を目指しています。
 具体的には、企業/自治体/NPO等に具体的な領域やフィールドをもった課題提供機関として御協力いただいています。多様な研究科から集まった超域プログラム履修生は、学際的な大学院生チームならではの、枠に囚われない発想で未来の姿を描きます。そして、現場観察やフィールドワーク、調査、プロトタイピング、検証をくり返しながら、現在の延長線上にはない “新しい価値創出” の提案に挑戦します。

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<4年次>超域イノベーション実践 Cross-Boundary Innovation Practice

 超域イノベーション博士課程プログラムにおいて、4年次以降に取り組む「超域イノベーション実践」では、1年から3年次のコースワークで獲得した知識やスキル、さらにそれらを集約した総合力を社会における具体的な実践の場で展開することを通じて、一連の学修の成果をより着実なものとするとともに、総合力のさらなる向上を目指します。
 具体的には、履修生が、それぞれ、数ヶ月程度の期間、国内外を問わず、企業、政府系機関、国際機関、非営利団体(NPO、NGO)、研究機関、大学などの多様な組織のいずれかを舞台として選択し、インターンシップや共同研究などの実践活動に取り組みます。その活動の中では、大学院生が設定した舞台で関係者と連携しつつ、何らかの課題に対する当事者にとっても意味のある解決策の立案や実装に挑戦します。

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