カリキュラム概要

 以下の図では、BasicコースおよびAdvancedコースのコースワークの流れを、修得すべき知識・能力のKnowledge、Skills、Integrationの中でも、Integrationについての科目群を中核に据え、それぞれの科目等が目的とする獲得すべき力に分けて提示したものです。

プログラム独自のコースワークの編成

図 プログラム独自のコースワークの編成

 ここでは主にBasicコースについて記述します。

(1)Basicコース

 Basicコースでは、在籍研究科の博士前期課程等での教育研究を通じて培われる専門力を基盤としつつ、研究科横断型・副専攻方式のコースワークを通じて、課題設定や課題解決、社会での実践のための基盤となる汎用力を修得することを修了認定の要件とします。教育目標の3つの柱である、①社会における状況を俯瞰するための基盤としてのKnowledge、②専門知に基づく社会での活動を円滑に行うためのSkills、③社会課題に関するイノベーションを導いていくためのIntegrationを、体系的にコースワークに整備しています。

① 超域イノベーション・ラーニング

■超域イノベーション・コア

 課題設定・解決能力ならびにその実行・実装のための総合的な能力を修得するために、1、2年次に、社会課題とその解決をテーマとしたワークショップ型やプロジェクト型の授業を行います。課題の発見・定義から課題解決のためのアイデアや戦略を立案するまでの一連のプロセスについて、実習、ミニプロジェクト、ワークショップをとおして実践的に学習します。

■超域イノベーション・知識・教養

 文理にまたがる多様な分野の専門知識について、異なる専門領域の基本的な知識と発想法を身につけることを目的とします。つまり、各領域の専門知識を詰め込むのではなく、異なる分野の「学び方を学ぶ」こと、異なる分野との「協働の仕方を学ぶ」ことを目指します。また、既存の学問分野の枠組みに依拠して学習するのではなく、実社会に見られる重要なトピックスをとりあげて、問題志向や解決志向といった観点から、学際的に課題にアプローチする可能性と意義について考えます。そのことで、学問の実践的なあり方を学びます。

■超域イノベーション・展開力

 それぞれの専門分野で培った思考力や知識を、専門とは異なる場面や複雑な社会的状況においても有効に活用し、活動の場を広げられるよう、専門力を展開していくための授業です。

② 超域イノベーション・アクティビティ

■超域イノベーション・オフキャンパストレーニング(本履修生のみ)

◆海外フィールド・スタディ

 履修生の日常とは異なる文化的、政治的、社会的、経済的な背景を持つ人びとが生活する場所を訪問し、グローバル化の時代における多様な世界を感じることのできる場に身を置き、その社会が抱える課題をともに考えることを通じて、世界を複眼的に認識する視点を養うための実習を行います。基本的には1年次に履修し、実施します。

◆グローバルエクスプローラ

 履修生各人の関心と希望に基づき、海外(国内も可)の企業や大学、非営利団体(NPO、NGO等)、国際機関などを単身で短期間訪問し、将来のインターンシップや幅広い実践活動へ向けた活動を行います。訪問を踏まえて、将来の諸活動やキャリア展開に向けたアクションプランを作成し、キャリア形成のイメージづくりを具体化します。

■超域イノベーション・自主企画型活動

 プログラムが提供する授業以外の場で、履修生が企画にも関わって行うプログラムの活動のうち、一定の教育的効果が認められる活動を演習科目として認定します。各自の関心と計画にしたがって、活動の場を異分野や実社会へと広げ、積極的に協働の場をつくり出し、自らの能力を高めていくことを目的としています。

(2)Advancedコース

 Basicコースを修了し、Advancedコース履修生選抜試験に合格した者は、Advancedコースを履修することができます。Advancedコースでは、Basicコースによる基盤の上に、Integrationに関わる力を体系化していくために、体系的なコースワークを整備しています。
 Advancedコースのカリキュラム・ポリシーについては、「カリキュラム・ポリシー」のAdvancedコースに関わる記述を参照してください。