専門分野の枠を超え実施される 「超域イノベーション博士課程プログラム」。 次世代のリーダーを目指し奮闘する履修生たち自らが、 その挑戦の日々をリアルな声でお届けする 「超域2(チョウイキジジョウ)」
私は、ドイツを研究対象とし、多文化共生下の「社会的統合」に向けた研究に取り組んでいます。労働市場や教育現場では、移民の背景の有無によって格差が広がり、移民の社会的上昇は喫緊の課題です。こうした状況下で、街づくりから移民社会をマネジメントしていく取り組みに注目し、ドイツにおける移民社会のマネジメントという観点から調査を進めています。さらに私は、デジタルテクノロジーと移民という問題にも関心を持っています。デジタルテクノロジーが共生社会の実現にどう影響を与えるのか。こうした視野も含めて研究を進めていきたいと考えています。 移民を取り巻く課題の解決には、文理を超えた横断的専門性が必要となります。さらに学術研究と現場との連携は必要不可欠です。こうした知と社会を仲介する人材として活躍できるよう、超域で得られる多様な価値観や考え方を大切にしたいと思います。
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