本プログラムの1年次の2月〜3月に行われている【海外フィールド・スタディ】。2つのグループに分かれ、スリランカとパラオを訪問している13年度生の様子を大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムFacebookにて掲載したものを、本記事ではダイジェスト版〜その2〜としてご紹介いたします。


海外フィールド・スタディ~ 後編 ~

  海外フィールド・スタディとは、履修生たちが自分の日常とは異なる文化的・政治的・社会的・経済的背景をもつ他者と対峙し、グローバル化の時代における異なる価値観と出会うことを通して、自身の価値観を相対化し、世界の多様性を理解すること・世界を複眼的に認識する視点を養うための実習となっています。

スリランカチーム:
  スリランカ訪問の終盤に、ペラデニア大学大学院農業研究所の学生と交流しました。
履修生はフィールドスタディで学んだことを農業研究所の大学院生に発表し、紅茶プランテーションのことやスリランカの共生社会のことなどについて意見交流を行いました。

スリランカ


パラオチーム:
  下記の写真は、パラオ・マルキョク州でルクライ伝統大首長に面会したときの様子です。履修生がそれぞれの研究について紹介すると、「パラオは小さな国なので自分たちだけでは問題を解決できません。皆さん方が立派に研究をされ、世界の問題を解決していくために活躍されるよう願っています。」と、感謝と激励の言葉をいただきました。

パラオ後半1

  また、パラオ・アルコロン州の小学校を訪問し、日本の四季について紹介するなど、折り紙を一緒に折って交流する機会もありました。
パラオの子どもたちは、スライド1枚ごとに歓声をあげ、意欲的に新しいことを学び取ろうという姿がとても印象に残りました。今週は、パラオでは教育強化週間で、履修生の訪問はパラオの子どもたちの学びにも少し貢献することができたかもしれません。

パラオ後半2

  パラオ滞在の最終日には、レメンゲサウ・パラオ共和国大統領を表敬訪問する機会を頂きました。大統領は超域生の訪問を歓迎するとともに、履修生ひとり一人にコメントし、パラオが直面する課題の解決のために、各々の研究に期待していると述べられました。また、研究成果を持ってパラオに来て課題解決に協力してほしいとの期待を頂きました。

パラオ


13年度生からの海外フィールド・スタディレポートも間もなく掲載予定です。
是非お楽しみに!